世界遺産図鑑/ギリシャ/アテネのアクロポリス
World Heritage

🇬🇷アテネのアクロポリス

Acropolis, Athens
文化遺産 1987年登録 (i)(ii)(iii)(iv)(vi) ギリシャ

世界一周で最初に訪れた世界遺産が、アテネのアクロポリスです。入口の門プロピュライア・アテナ・ニケ神殿・パルテノン神殿・エレクテイオンの4つを歩いた記録を、動画・写真・解説付きでまとめています。

アテネのアクロポリス
Acropolis, Athens
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現地で見た4つの建物

アテネのアクロポリス(ギリシャ・本人撮影)
アテネのアクロポリス(Acropolis, Athens)

入口に立つのがプロピュライアで、ドーリア式の門の通路にイオニア式の柱が並びます。その隣が勝利の女神アテナに捧げられたアテナ・ニケ神殿で、ニケはギリシャ語で勝利の意味です。

頂上のパルテノン神殿は、ペルシア戦争の勝利を祝ってアテナに捧げられた神殿で、ドーリア式建築の最高傑作とされています。パルテノン神殿を背景に撮影した映像が、世界遺産めぐりの1本目になりました。

エレクテイオンはイオニア式建築の代表例とされ、屋根を支える乙女の姿の柱が残っています。足元には円形劇場があり、丘の上からはアテネの街と、奥にオリンピックのスタジアムが見えます。

建設の順序はUNESCOの登録理由に年代付きで記されています。パルテノン神殿がイクティノスとカリクラテスの設計・彫刻家フェイディアスの協力で紀元前447〜432年、プロピュライアがムネシクレスで前437〜432年、アテナ・ニケ神殿がムネシクレスとカリクラテスで前427〜424年、エレクテイオンが前421〜406年です[1]。

柱の様式の見分け方

プロピュライア側から見たパルテノン神殿(アテネのアクロポリス・本人撮影)
パルテノン神殿(Parthenon)

アクロポリスでは、柱の頭の形で様式を見分けられます。ドーリア式は柱頭が平らで直線的、男性的と表現される様式です。イオニア式は柱頭に曲線の渦巻きがあり、女性的な建築と表現され、ローマの建築にもよく見られます。

プロピュライアの門(アテネのアクロポリス・本人撮影)
プロピュライア(Propylaia)

プロピュライアの奥にドーリア式、手前に後から補修されたようなイオニア式の柱が並んでいて、入口の時点で2つの様式を見比べられます。

世界遺産としてのアテネのアクロポリス

アテネのアクロポリスは1987年に世界遺産に登録されました。登録基準は(i)(ii)(iii)(iv)(vi)の5つで、登録範囲は3.04ヘクタール、緩衝地帯は116.71ヘクタールです。丘の高さは156メートル、頂上の広さはおよそ170×350メートルで、西側を除く三方が急な岩壁になっています。

丘の城壁は3,300年以上前からあり、最初の城壁は紀元前13世紀にミケーネ時代の支配者の居館を囲んで築かれました。紀元前8世紀に都市の守護神アテナの信仰が置かれて宗教的な場所になり、紀元前5世紀にペルシアに勝利したアテネ人が、政治家ペリクレスのもとで大規模な建設計画を進めます。UNESCOはこの丘を「民主主義・哲学・演劇・言論の自由が生まれた場所」と位置づけています。

丘を下りてから新アクロポリス美術館にも入り、出土した彫刻やアクロポリス周辺の出土品の展示を見ました。

修復は1975年から続いていて、欠けた部分を補う白い大理石は古代と同じペンテリコン山から切り出されています。考古遺跡としての運営は1833年に始まり、出土した彫刻や建築部材の多くは2009年にできた新アクロポリス美術館に収められています[1]。

参考文献

IkigAI・せかいのずかん
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