ロスキレの大聖堂は、デンマークのシェラン島ロスキレに12〜13世紀に建てられたスカンジナビア初のレンガ造りのゴシック大聖堂で、15世紀からデンマーク王家の霊廟となっている世界遺産です。コペンハーゲンから電車で訪れ、町の博物館で予習してから、大聖堂の内部と2階の回廊を見た記録を、動画・写真・解説付きでまとめています。
レンガ造りのゴシック大聖堂
外観だけでなく内部もずっとレンガ造りで、その色に合わせて照明にも温かい電球のような光が使われています。スカンジナビアでごく初期に建てられたレンガ造りの宗教建築で、コペンハーゲンにもレンガ造りの建物がたくさんあり、その影響力がうかがえます。
内部にはパイプオルガンが3つほどあり、時代ごとに増設されてきたことが分かります。教会としては珍しく2階にも上がれて、周りをぐるりと回れます。上の階には譜面台が置かれていて、パイプオルガンに合わせてソプラノの歌手やトランペットが上から演奏し、下の聴衆に聞かせる造りです。
デンマーク王家の霊廟
中央の祭壇画には、受胎告知からキリストの死と復活までが描かれています。両側の礼拝堂も地下も棺で、デンマークの代々の王が安置されています。大理石の棺もあり、ここでしか見たことのない形のものもありました。宗教的な意味だけでなく、国を象徴する建物です。
館内にはデンマークの歴史をまとめた部屋もあり、首都コペンハーゲンやロスキレなどの主要都市がシェラン島に集まっていることが地図で分かります。
世界遺産データ:ロスキレの大聖堂
ロスキレの大聖堂は1995年に世界遺産に登録されました。ロスキレ・フィヨルドを見下ろす小高い丘の上に建つ、双塔を持つレンガ造りのゴシック様式のバシリカで、周りには中世の町の構造が残っています[1]。
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- (ii)建築・技術・都市計画・景観設計における価値観の交流
- (iv)人類の歴史の重要な段階を示す建築・技術・景観の見本
1170年ごろにロマネスク様式で建て始められ、建設の途中でフランスから入ってきたゴシック様式に計画が変わりました。その後の数世紀に礼拝堂や玄関廊がそれぞれの時代の様式で増築され、一つの建物でヨーロッパ建築の歴史をたどれる例とされています。
宗教改革以降、1人を除くすべてのデンマーク国王と王妃がこの大聖堂に埋葬され、その墓は葬送記念美術の変遷も示しています。北ヨーロッパで最も早い大規模なレンガ造りの教会建築で、この地域全体にレンガの使用を広めました。