メンフィスのピラミッド地帯は、カイロ近郊のギザにあるクフ王・カフラー王・メンカウラー王の三大ピラミッドとスフィンクスを含む、古代エジプト最初の都メンフィスの墓地遺跡群で、世界の七不思議で唯一現存する世界遺産です。クフ王のピラミッドの内部に入り、三大ピラミッドが並ぶ展望地点まで歩いた記録を、動画・写真・解説付きでまとめています。
クフ王のピラミッドの内部へ
クフ王のピラミッドの目の前まで来ました。エジプトに来たら一度は来ないと、と思って来ましたが、あまりに有名すぎると、かえって感動が薄れるものです。紀元前3000年ごろによくこれだけ大きな石をこの高さまで積み上げたものだと思います。奴隷が建造したとも、実は公共事業の一環だったとも、いろいろな説を噂程度に聞きます。
内部は観光客用のルートを通りますが、まったく快適ではありません。まだ3月なのに蒸し暑く、扇風機を入れていても追いつきません。大量の石の中に空洞があり、光のまったく届かない墓室が一番奥にあって、ここに王が眠っていたという場所です。大人数が入れば一杯になってしまうので、人数を絞るのも仕方がないと思いました。
三大ピラミッドとスフィンクス
世界最大のクフ王のピラミッドの次に建てられたのがカフラー王のピラミッドで、その奥にメンカウラー王のピラミッドがあります。これ以降、大きなピラミッドは造られなくなりました。メンカウラー王のものが小さいのは、祖父と父が大きなピラミッドを造りすぎて土地や石に余裕がなかったからだと言われています。クフ王のピラミッドには人があふれていましたが、メンカウラー王のピラミッドにはほとんど人がいませんでした。
ぐるりと回って三大ピラミッドを一望できる場所へ行きました。王妃のピラミッドを含めると10基ほどが見えます。祖父・父・孫のピラミッドを横並びに建てているところに、家族を大切にする思いを感じます。ラクダに乗る人が多い中、歩いて行きました。最後にスフィンクスの入口へ戻ると、ピラミッドと並んで見える場所で、観光客でごった返していました。
世界遺産データ:メンフィスのピラミッド地帯
メンフィスとその墓地遺跡は1979年に世界遺産に登録されました。メンフィスはナイル川西岸の氾濫原の中央に位置し、デルタの入口を押さえ、交易路の合流点にあたることから、上下エジプトを統治する王にとって代わりのない首都でした[1]。
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- (i)人類の創造的才能を表す傑作
- (iii)文化的伝統や文明の、比類のない証拠
- (vi)普遍的な意義をもつ出来事・伝統・思想・信仰・芸術との関連
伝統的には紀元前3000年に統一エジプトの首都として建設されたとされ、古王国時代を通じて行政の中心となり、イスラムの軍営都市フスタートとその後のカイロに取って代わられるまで重要な都市であり続けました。岩窟墓、装飾されたマスタバ、神殿、ピラミッドなどの葬祭記念物が残り、古代には世界の七不思議の一つに数えられました。